トナリのサイコパス

どこにでもいるヤバイ奴。そうあなたの隣にも―。さて、今宵あなたの下へ訪れるサイコパスは―?

「ホラーな彼氏」6

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「キャッ!」

 

 阿古屋さんが叫んだとき、風の恐ろしい唸り声に私は思わず耳を塞いでしゃがんでしまった。

 

「・・・・・・」

 

 しばらくそうしていただろうか?気が付くと風は止んで静かになっていた。

 

そのとき、声がした。

 

「あれ?ここはどこだ?」

 

「—!?」

 

 私は驚いて立ち上がった。そ、その声は先輩—?

 

 振り向くと、裸の先輩が上半身を起こしてこちらを見ていた。

 

「あれ?お前、確か・・・一年E組の、相沢・・・真希?」

 

 私のこと覚えていてくれたんだ、私は嬉しくて叫んだ。

 

「先輩〜!」

 

 こうして早川先輩は生き返ったのだった。

 

つづく

 

 

 

嫁の家出 (実業之日本社文庫)

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