トナリのサイコパス

どこにでもいるヤバイ奴。そうあなたの隣にも―。さて、今宵あなたの下へ訪れるサイコパスは―?

ACではなくて、うつ病

ACではなくて、うつ病
2008-02-21 12:41:27

テーマ:日々つつがなし・・・


ちょっと前にAC(アダルトチルドレン)という言葉が流行りました。

これはもともとアルコール依存症者の子供達をさす言葉で、
問題のある家庭で育った子供達が成人すると、
とても生きにくい・・・
(つまりなかなか大人になれない)ということが分かり、
使われた言葉です。

 

人が人として成長するためには、やはり健全な家庭、
親の愛情というものが必要だということです。


この言葉が知れ渡るようになったとき、
私は「これだ!」と思いました。

 

私の生きがたさは、ここに原因があるのではないかと思いました。

 


当時私は、精神的に落ち込んでいる状態で、
人生まっくら、お先まっくら、という感じでした。

そこに親との関係を当てはめたのです。


しかし、私の親はアルコール依存症ではありませんでした。
家庭が崩壊している?・・・ということもない。

・・・しいて言えば、「気づかない人」?という感じでした。


つまりは、おおざっぱーなザッパー星人なんですよ。
他人の気持ち(とくに子どもの気持ち)を尊重するなんていう
細やかな感情をもたない人たちだったのです。


私は自分はACであると(拡大解釈をすれば)と自負していました。
(確かに世の中の風潮は、この拡大解釈が多かった気がします)

 

芸能人のだれだれさんが、親にACとしての恨みつらみをぶつけた!
なんていう記事が踊ったりしました。

 

あっちでもこっちでも親にこう言われた、ああ言われた、と告白ブーム。

まるでざんげ大会みたいな様相を示してきました。


私は自分がACであると自覚はしているものの、
親にそんなことを言う、ということがいまひとつ理解できませんでした。

 

言って、受け入れてもらえなければまた傷つく、と思っていたし、
言う勇気もなかったし・・・大体、なんか違うな?と感じていました。

 

だから、友達から相談されたときも、迷わず止めました。
(そんなことを言ってどうなるの?とおもっていました)


そのときはその違和感がよく分からなかったのですが、
最近になって、気がついたことがあります。


私って、ACではなくて、うつ病だったのではないか・・・?と。


確かにACの理論は正しいと思います。
幼少期にそんな大変な思いをしたら、誰だってアダルトチルドレン(大人子ども)に
なると思います。

 

しかし、大部分の人はそうじゃないのではないか?と思ったのです。

 

つまり、「親子関係」という根本的な問題は誰でも抱えていて、
抱えているからこそ、ACに当てはまるんだけれど、
そこまではひどくない・・・そこまではいっていない・・・という人が
大部分なのではないか?と思い当たったのです。


もっと突っ込んで言うと、私はただ親子関係の感情のもつれに他ならないのではないかと、
思ったのです。
(そんなにひどくないと言うか・・・)

 

つまり、なんでもそうなんですが、言葉って、大切なんですけれど、
その影響力も強くて(よく言われるように「家庭の医学」を読んでいると、
調子が悪くなってくる、みたいな・・・)、
ACだ、ACだ、と思っていると、本当にACになっちゃうんですよね。

 

思考がもうそこから動かない。

だから、親に一矢報いないといけない、みたいな感覚に陥ってしまうのです。


親が悪い、親になんとかしてもらわらなければ・・・みたいな。


世の中の人で、そんなに酷いACな人はそれほど多くはないと思います。
(無事に育っているのなら)
それよりもうつ病の人のほうが圧倒的に多いでしょう。


うつ病って、病気なんです。


うつ病という名前の病気なんです。


こころの病気なんです。

 

誰でも落ち込むことはありますよね。

そんなときに、「ああ・・・あの時、あの人がこうしていれば・・・」とか、
「私がこうだったら、ああはならないのに・・・」などと思うことは
ありますよね。

誰かのせい、自分のせい、と責める思考になります。
そのときに、やっぱり一番身近だった、「親」を責めるのは、
私は人間なら、当たり前の行為だと思います。
(親がいいとか悪いとかの判断ではなくて)


親の悪口をいう病―

それがうつ病なんじゃないかと思うのです。


つまりは原因探しをしてしまう、ということですね。
(原因を親のせいにしてしまうんです。
もちろん、親のせいなんだけれど、
そこで終わってしまったら、
堂々めぐりになってしまうんです。
理解につながらないんですよね)

 

私は正直に言うと、親には悪口を言っていいと思っています。

 

悪口を言える親子関係というのは、案外風通しがいいものなのです。

 

逆に親を悪く言えない、親の悪口を言うのはタブーだという人は、
危険だと思っています。


ただ、言うにしても、伝え方というのがあると思うんですよね。
ただ自分の感情をぶつける、というのでは、余計にこじれてしまうのでは
ないでしょうか?

 

相手はわかっていないのですから、
分かるように説明しなければならないのです。
(こちらが一歩大きくならなければいけないんです。
病気なのに・・・大変ですが・・・)


私はそんなこんなでこじれにこじれてしまっているのが、
うつ病患者とその家族なのではないかと思っているんですよね。


ただ、一つ気になるのは、子どもは親を決して憎んではないんです。

親の悪口を言っているからと言って、決して親を嫌ってはいないんです。


親にただ愛して欲しい、認めて欲しい、というただそれだけなんですよね。

理解して欲しい・・・というか。

 

なので、親の悪口を言うことは、うつ病患者にとって、
とても勇気のいることなのです。
(親に悪口を散々言っているように見えるけれど、
本当はそうじゃないんです。肝心なことは何も伝えていないんですよね)


私は親に自分の思いを伝えられるようになるには、
高度なテクニックが必要だと思います。


でもそれよりも何よりも、
「ああ・・・伝えたい」
(言いたい、のではなく、伝えたい)

 

と自然に思えるようになったときこそが、
そのときなのではないでしょうか?

言わなきゃいけない、のではなくて。

 

子どもも苦しんでいるのです。
親の悪口なんて、本当は誰だって、言いたくないんです。

 

そんな思いを抱えているなんて、辛いことです。

 

そして親の悪口を言う自分自身を、本当は許せないんです。

親ではなくて。。。


だから余計に苦しいんです。


親の悪口を言う自分が許せないんです。

 

でも、私たちはうつ病なんです。

うつ病という親の悪口を言う病気なんです。

だから親の悪口を言うのは仕方ないんです。


病気だから―。

しょうがないんです。

 

だって、病気が治ればまたもとのようになるじゃないですか?
親の悪口なんか言わないじゃないですか?


この時期は一過性のもの。
親の悪口、親を悪く言うのは、この病気のときだけなんです。


だから、親を悪く言う、自分を責めないで。


親の悪口なんていくら言ってもいいんです。
(親のしらないところではね。例えば日記とかに)


だから、この時期はしょうがないんだと思って、
諦めて、そんな自分を許してくださいね。

 

私もそろそろ伝える時期がきたかなあ~・・・?と
最近思っているところです。


私の気持ちを伝えたい、
そんな風に思っています。

親の悪口を言って辛かった―
そんな自分を責めていた。


だけど、そんな病気に罹っていた自分を許しましょう。

病気だから、仕方がないです。


わたしたちはうつ病という名の病気です。

それでいいのです。

そう思っています。

 

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もう、やめて…!!

読むのがつらい…と思いました。

 

☆それでは今日もよい一日を。